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World Cup 2nd Day

2019.5.11

フォイルメンズ2レース、ウイメンズ4レースが消化された

昨日に続き夏を思わせる快晴から始まった大会2日目だったが、北風の微風から無風へと変化していった。
週末にはJWA主催の“サポーターズミート”が行われていて、会場を訪れている観客の様々な疑問にお答え
するなどの役割りに加え、風速が低くてPWAの競技が行われない際には、ビーチ付近でとても盛り上がる
レースを行う。そのチャンスがまさに今日やって来た。
ウインドサーフィンジャパン社からお借りしたウインドサーファー12艇を使用し、5名1組でのリレー
レース。弱風の中、大パンピング大会となり、大会会場の中央エリアを大いに賑やかした!

その後次第に上がってきたサーマルの南風はフォイルボードを浮き上がらせるまでに到達し、
遂にレースコミッティーはレース開始を決断した。
スタートから風上第1マークへ、そして第2、第3、第マークをジャイブして周回するコースが
メンズクラスの1ラウンド目とウイメンズに採用され、メンズファイナルでは同一コースを2ラップする。
そして、レース展開は意外な方向に進んでいった。

フォイルレースは決してシンプルなスピード競技とは言えない。
アップから始まるスタートライン、スタート後のアップウインドレグ、下マーク回航など、むしろコース
レースの要素が満載。だからこそだろうか、ライトウインドであったこともあるだろうが、スラローム
競技のトップ選手はやや影を潜め、PWAの競技であるにもかかわらず、オリンピック選手が絡んできた。
それも、男女共に。2レースを終えてトップに立ったのは、オランダのKiran Badloe(キラン・バドロエ)。

オリンピック艇種であるRS:Xを操り、「最もゴールドメダルに近い男」と言われている。
ウイメンズでは、2位と4位に食い込んだスペインのアラバウ姉妹はE-5のMarina AlabauとE-3の
Blanca Alabauの2人。この姉妹は今大会のフォイルレースのみの参加であり、得意分野が見て取れる。

そしてやはりRS:Xを駆る選手だ。ウイメンズのトップはスラロームチャンプのFRA-775のデルフィン、

3位にはFRA-118のマリオン・モルテフォンが入っているが、追従するこの姉妹のプレッシャーは
決して少なくないだろう。

そして日本の選手の中で唯一ファイナルヒートに進んだのがJPN-60の穴見友典。

28名から16名アップとなるレースの中、2レース共にファイナルに進んだ。流石、昨年のユース
チャンピオン。ファイナルヒートではまだまだ下位のポジションだが、今後に大きな期待を持たせ
てくれる。

日曜日も風速はあまり上がりきらない予報。引き続きフォイルレースが行われる可能性が高いが、
是非この選手に注目してもらいたい。

Men Foil Resultはこちら

Women Foil Resultはこちら

report  霜山

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