各級のレベルや受検料、申し込みから認定までの流れ、申し込み方法などを説明していきます。
ー 級のレベル ー
ベーシックには1〜5 級があり、それぞれのレベルや認定基準は以下の通りです。
あくまでも目安ですが、5級と4級は初級レベルとなり、ウインドサーフィンを初めて体験する方は 5級、 3−5回ほど乗った方が4 級に合格できるようなイメージです。 3 級以上は継続的に行っている方向けのレベルになりますので、インストラクターにご自分にあったレベルを相談してみるのもよいかもしれません。
レベル | 級 | 主な目安 | 認定基準 |
初級 | 5級 | 初めてのトライで取得可能。微風下でゆっくり往復できる | |
初級 | 4級 | 微風、波のないコンディションである程度思い通りに走れる | |
中級 | 3級 | 微風から中風域の標準的なコンディションを自由に乗りこなせる | |
上級 | 2級 | 様々なコンディションを思い通りに自由に乗りこなせる | |
上級 | 1級 | あらゆるコンディションを高いレベルで乗りこなせる |
ー 受検料 ー
国体への出場資格が取るため早急に合格したい等の特殊な事情がないかぎり、基本的にはログブック方式による受検となります。
【ログブック方式】
ログブック使用による判定(スクール受講生、会員等)
級 | 受検料 | 認定料 非会員 |
認定料 JWA会員 |
申請料 |
1 | 1,000円 (ログブック購入費) |
2,000円 | 1,000円 | 500円 |
2 | ||||
3 | ||||
4 | 500円 | 500円 | 0円 | |
5 |
【一発受検】
検定コース等を使用した判定(スクール受講生、会員以外)
級 | 受検料 | 認定料 非会員 |
認定料 JWA会員 |
申請料 |
1 | 2,000円 | 2,000円 | 1,000円 | 500円 |
2 | ||||
3 | ||||
4 | 500円 | 500円 | 0円 | |
5 |
受検のお申し込みは各ショップ・スクールにお問い合わせください
ー 受検の流れ(ログブック方式) ー
ログブック方式ではなく、指定コース方式の方は申請手続きは公認インストラクターが行いますので、受検されたい方はインストラクターに申し出て下さい。
1:受検場所を決める
受検方法は、各地のショップ・スクールのレッスン内での受検になります。まずはバッジテスト受検が可能なショップ・スクールに「希望のレッスン日時に受検できるか」やをお問い合わせください。
2:申し込み
各ショップ・スクールに受検の申し込みをします。ログブックを購入し受検料をお支払ください。
3:受検
レッスン内で検定を受検します。必須項目全てに○以上がつくまで行います。体験の方などは1日で終わりますが、級によっては複数日になるケースがほとんどです。
4:合否決定
検定員より合否判定が行われ、合格の場合は公認インストラクターが協会に申請します。
5:認定完了
後日認定カードを画像データとしてメールにてお送りします。
受検のお申し込みは各ショップ・スクールにお問い合わせください
ー 認定基準 ー
5級 :初めてウインドサーフィンにトライする
技術レベル:
初めてウインドサーフィンにトライした人が、基本を習ったレベル。
100 〜200m 程度を直進し、ボードの向きを180°変えられること。
採点項目:
セールアップ、ニュートラルポジション、スターティングステップ、 風の入れ逃がし、ラフィング・アップ、ベアリング・アウェイ
採点外の参考項目:
ボードの運び方、セールの運び方、ボード+セールの運び方、道具の置き方
こんなセイリングができれば合格です
4級 :基礎技術をマスターしている
技術レベル:
微風のコンディションで風上、風下の行きたい場所に行けるレベル。
タックとジャイブはゆっくりながらできていること。
採点項目:
5級項目の他にクローズ・ホールド、ウインド・アビーム、 クォーター・リー、ランニング、 タッキング(基礎) 、ジャイビング(基礎)
採点外の参考項目:
停止、道具のセッティング
指定コース方式のコース例です
3級 :基礎技術の応用力を持つ
技術レベル:
3 ~6m/s 程度の中風域で風上、風下へ自由に走れるのはもちろんのこと、スピードを上げた「プレーニング状態」をある程度コントロールできるレベル。ハーネス、フットストラップを利用して十分にセイルに寄り掛かり、タック、ジャイブの方向転換も風速に応じて的確に行える。上級への入り口レベルであると共に、3 級は国体参加資格の一部にもなっている。
採点項目:
ラフィング・アップ、ベアリング・アウェイ、クローズ・ホールド、ウインド・アビーム、クォーター・リー、ランニング、ハーネスワーク、プレーニングステップ、プレーニングフォーム、タッキング、ジャイビング(テイルジャイブ)
採点外の参考項目:
風位からのベア、セールのチューニングダウン、レイルジャイブ、減速~停止的確なスピードコントロール、 道具のセッティング手順、 ビーチスタート
2級 :ハイレベルに基礎技術を持つ
技術レベル:
10m/s 程度の強風域でかなり自由度高く乗りこなせるレベル。プレーニング前提のセーリング全般をこなすことができて、風上と風下への走り、タック、ジャイブなどを的確にこなせるので、様々なカテゴリーにトライできる技術力がある。スピードのあるプレーニング、的確にコントロールされたターンなど、よほど荒れた海面でない限りそつなく乗りこなせるので、各カテゴリーの競技に参加しても中堅どころのレベルにある。一般セーラーの中では最も「上手い」レベルと言っていい。
採点項目:
プレーニングステップ、プレーニングフォーム、プレーニング全般(ラフィング・アップ、ベアリング・アウェイ、クローズ・ホールド、ウインド・アビーム、クォーター・リー)タッキング、レイルジャイブ(リカバリー可)、テイルジャイブ、タッキング、減速~停止(裏風利用)
採点外の必須項目:
道具のチューニング、ランチング、ビーチング、急停止、ビーチスタート、ウォータースタート
1級 :基礎技術のエキスパート
技術レベル:
あらゆる風速域を乗りこなし、高い技術力を持ってセールとボードをコントロールできるレベル。アマチュア最高峰であると共に、プロのレベルに匹敵する。競技に関しては、プロクラス、スペシャルクラスの最上位クラスへの参加資格にもなっているので、そのレベルの高さを理解できるだろう。競技ライセンスの最上位であり、ベーシックな技術レベルでは全てのテクニックを自由にコントロールし、デモンストレーションとして表現できる実力を持つ。カテゴリー毎にテクニックは様々だが、総合的に全てのウインドサーファーの手本となる。
採点項目:
プレーニング全般(ラフィング・アップ、ベアリング・アウェイ、クローズ・ホールド、ウインド・アビーム、クォーター・リー)、レイルジャイブ、ピボットジャイブ、プレーニングタック、チョップジャンプ
採点外の必須項目:
道具のチューニング、ランチング、ビーチング、急停止、ビーチスタート、ウォータースタート