2020年1月頃から日本に上陸した新型コロナウィルス感染症はその後まったく勢いを衰えさせること無く日本各地に拡大し4月7日には政府から緊急事態宣言が発令されるに至っています。
その感染予防のためには三密を避けるようになどと言われましたがそれでも感染拡大は止まらず、今は大部分の国民が家から出ないようにと言われるようになってきています。
ウインドサーフィンそのものは海の上でほとんど人と接触することなく一人でやるスポーツなので新型コロナウィルス感染症の感染拡大には全く関係ないじゃないかと思われがちですが、どうしても家からビーチに向かう、ビーチではトイレを使ったり、近くのコンビニなどのお店で何かの買い物をする、ビーチには同じウインドサーフィンが好きな仲間が集まるので、ついついそこでウインドサーフィン談議が始まるなど、接触感染の可能性のある行為がどうしても発生してしまいます。
ウインドサーフィンのビーチとなっている場所の多くは都会から離れた郊外にあります。
その一方、ウインドサーフィンの愛好家の中の少なくない人たちが現在多くの感染者が出ている都会に住まわられています。
統計を見るまでもなく今回の緊急事態宣言の対象となっている都府県に圧倒的に多くのウインドサーフィン愛好家がいらっしゃいます。
この都府県から郊外のビーチにウインドサーフィンの愛好家の方達が集まることをビーチの地元の方々はどう思われるでしょうか?
地方の数少ない医療機関しかないところで新型コロナウィルス感染症が拡大してしまったら、あっという間に医療崩壊してしまうと危機感を抱いておられます。
皆さんが新型コロナウィルスに感染している可能性がある。
自らが感染を拡大してしまうかもしれないということを考えながら行動していただければと思います。
これらの考え方は地元で活動されている方でも同じだと思います。
いいコンディションのときにウインドサーフィンをすることを我慢して下さいと言うことは非常に心苦しいですが緊急事態宣言が出されているこの今、その宣言が解除されるまで是非活動を自粛いただくようお願いいたします。
2020年4月13日
特定非営利活動法人 日本ウインドサーフィン協会 理事長 石原 智央