【Day-1】
曇りがちの寒さの中順調にヒートは進んだ
本栖湖にウインドサーフィン2019シーズンがやって来た。今シーズンの皮切りは本栖湖チャンピオンシップ2019。91名のレーサー達が集結して始まった開会式のタイミングは曇りがちで、「風が吹かないのでは?」という程の雰囲気。オンショア、サイドショア、オンショアと風は周りまくり不安定な時間が長く続いた。しかし、やはり本栖湖に風はやって来た。
やや不安定な風の中だったが、フォイル、ビギナー、ジュニアのクラスからスタートし、風が安定し始めたところからスペシャルクラスのヒートがスタートした。その後にウイメンズ、ノーカムレーシングと続き、メンズクラスのヒートへ進んでいった。曇りがちの本栖湖で、例年よりも寒さがきつい。しかし、むしろ風はいつもよりも安定しており、その証拠としてキャンセルヒートが1つもなかった。各クラス2レース(ジュニアクラスは3レース)が成立して1日目を終えた。
【Day-2】
晴天で迎えた2日目の朝、いいコンディションの予感
大会初日に2レースを終えていたため、プラス2レースできればカットレースを入れられるため、晴天で迎えた2日目の期待は大きかった。しかし、得てして気持ちのいいほどに晴れた日には風がなかなか訪れてくれないことがある。東風が南に回ったと思うと肩透かしのように東に振れ戻ったり、東と南が同時に吹き込んでぶつかってしまったりと、不安定な時間が続いていた。
12時前に風向が安定したと思われたところでビギナークラスがスタート。しかしスタート直後に180°以上風が回り、とてもビギナーに対応できるコンディションではなくなってキャンセル。今大会初めてのキャンセルヒートとなった。再び安定するまでインターバル。そして12時過ぎに徐々にだが安定がやって来たところで再びビギナークラスがスタート。時折プレーニング可能なブローが入る中で3レース目を終えた。そして、4レース目となるジュニアクラスと3レース目となるフォイルクラスが行われた後、スペシャルクラスから始まるヒート進行へと進んでいく。
今日の本栖湖の風はなかなか落ち着いてくれなかった。風向がある程度落ち着いてもブローの間隔が広くプレーニングが続かない。キャンセル覚悟でスタートしたスペシャルクラスの第1ヒートはやはり成立しなかった。しかし、その後のヒートは意外にも順調に進み、レディースヒート以外は全てが成立。これも海上本部の判断が的確であることの表れと言えるだろう。最後に残されたヒートはスペシャルクラスとレディースクラス。大トリとなったレディースクラスの選手達がフィニッシュしたところで、全てのスケジュールを終えることとなった。
熾烈なスタートの争い、第1マークの攻防、ストレートのスピード勝負などなど、数多くの劇的な場面が見られた。ビギナーやジュニアのほのぼのとした雰囲気の中の熱い闘いもある。様々なドラマを見せてくれた本栖湖チャンピオンシップ2019がトラブルなく幕を閉じた。オリンピックイヤーとなる来年、また再びここで素晴らしいレースが展開されることだろう。
大会成績は以下から確認して下さい。