キッズのウインドサーフィン

「家族でウインドサーフィンにトライしてみたい」、「子どもの習い事としてウインドサーフィンを考えている」、「海で見かけたウインドサーフィンに子どもが興味を示しはじめた」という方。キッズ、ジュニア世代のウインドサーファーは皆のびのびとウインドサーフィンを楽しんでいます。「興味はあるがハードルが高い」とのご意見も聞きますので、お子さんがウインドサーフィンに取り組むにあたって知っておきたいことをまとめました。

ー ウインドサーフィンを始める年齢

子どもからシニアまで楽しめるウインドサーフィンですが、具体的に何歳からできるのでしょうか。
一般的に、スポーツとしては小学校1年生からと言われています。理由は市販されているキッズ向けの道具で一番小さいものは身長100cmで使用でき、またインストラクターの言葉をしっかりと理解し行動できることは水上で行うスポーツであるため必須事項だからです。
ただしスクールではインストラクターや道具等の受け入れ体制によって、受講可能な年齢が異なることもあります。

笑顔のキッズウインドサーファー

大人と一緒に楽しむ ー

「家族のレジャーとしてマリンスポーツを楽しみたい!」という方には、親子で体験ができるスクールを探してみましょう。特に夏場は子どもと一緒に体験できる企画を打ち出すショップやスクール、海沿いの自治体などもあります。 お子さんが小さい場合は、親子やペットのワンちゃんまで大きいボードに二人乗りするという楽しみ方もあります。まずは家族で一緒にウインドサーフィンの魅力を感じて、楽しんでください。きっと素敵な思い出になると思います。

親子でウインドサーフィン する写真

習い事としてのウインドサーフィン ー

ウインドサーフィンを習い事として始めようと考えていたり、お子さんが体験した結果本格的に続けることを望んだ場合について考えていきましょう。

1:習い事としてのウインドサーフィンの魅力

習い事としてウインドサーフィンを継続していくと、お試しの体験で得られる「自然に触れる」「海での楽しい思い出」に加え、さらにお勧めな点があります。もちろん人にもよりますが、たとえば

  • 健康な身体づくり
  • 全身運動による筋力の増長
  • 忍耐力がつく(自然相手のため)
  • ストレスの軽減
  • 目標に対して努力し、乗り越えていく力がつく
  • 公式レース参加の経験が得られる

など様々な面で子どもの成長につながる要素が満載なのです。

子どもをウインドサーフィンに通わせているお母さんのなかには「素敵な大人たち(ウインドサーファー)と関わるなかで、子どもが大人になることを楽しみにするようになった」「自分でコントロールし、向上していくウインドサーフィンの魅力を知り、ゲームなどをしなくなった」という意見もあります。

そして実は、野球やサッカーなどのメジャースポーツと比べて競技人口が少ないぶん、ウインドサーフィンは公式レースなどにチャレンジし、入賞できる機会も多い競技です。そういった出場経験は、お子さんの自己肯定感を高めますし、たとえどのような結果に終わったとしても稀有な経験になるでしょう。また入賞経歴を積んだキッズウインドサーファーの中には、大学へ推薦入学し、主要大学で構成されるウインドサーフィン学生連盟に参加するケースもあります。学連のレースで優秀な成績を収めれば、就職活動に有利に働くといったケースも多く見られます。


笑顔のキッズ写真

2:気になる道具や費用

とはいえ、継続して行うとなると道具やスクール料などの費用が高いのではないかと気になるところです。

道具について

子ども用の道具も販売されています。特に小学低学年の子どもは軽量なリグセット(セールとブーム)を購入する方が子供の負担は少ないかもしれません。ボードは大人用を使っても問題ありません。用意できれば良い道具は以下となります:

  • ウエットスーツ
  • ライフジャケット
  • キッズセール
  • キッズブーム
  • ジョイント(大人用で問題ありません)
  • ボード(大人用で問題ありません)

全て新ピンで揃えた場合、およそ30万円ほどかかります。またウエットスーツなどは成長に合わせて買い変える必要が出てきます。キッズに対応しているスクールでは年長キッズのお下がりなどが用意されていたり、ボードやセールも貸出を行っているところもあるようなので確認してみましょう。

スクール料

スクール会員になるなどのシステムを取っているスクールが多く、月額7千円程度のところが多いようです。詳しくはお問いあわせください。


キッズでウインドサーフィン する写真

3:親の付き添い

スクールは親の付き添いはありません。クラブに入会した場合は付き添が必要なところもあるので、それぞれのクラブでご確認ください。大会や合宿に参加する場合は、遠方で行われることが多いため付き添うが必要となる場合が多いです。

小学1年生でウインドサーフィン する写真

ジュニアプロとして活躍する選手 ー

実際に、小さいころにウインドサーフィンをはじめて、今や世界で活躍する選手もいます。そんなジュニアウインドサーファーの一部とその活躍の場を紹介します。

1:キッズジュニア向けの大会と合宿

ジュニア ユース ウインドサーフィン選手権

国内のジュニア、ユースのレースチャンピオンを決める最高峰の大会。この大会を目標に夏休みに練習に励キッズジュニアが多くいます。

PWAワールドカップ ジュニアユースクラス

世界チャンピオンを決めるPWAが主催する大会には、大人向けの本戦の他にジュニアやユースクラスも行われています。ウェイブのカテゴリーでは、日本人選手が優勝したり、年間ランキングでも表彰台に上っています。

ジュニアユース・オリンピック

オリンピックと同じように4年に一度、ジュニアユースオリンピックが行われています。またアンダー15、17クラスもあり、日本からの代表は男女1名ずつとなっています。


ユース・セーリング・ワールド

この大会でのメダル獲得を目標にセーリング連盟と共同で力を入れる大会です。Techno293 Plusという道具を使い、コースレースのカテゴリーで競われます。

JSAFジュニア ユース合宿

オリンピックやジュニアユース・オリンピックをめざすジュニアを育成し、また代表を選抜するための合宿です。例年川山県で開催されています。

ジュニア ウェイブ合宿

ウェイブという種目に特化し、育成を図る合宿です。日本でのウェイブの生地、御前崎で風が強い冬場に行われています。


2:ジュニア選手紹介

杉 琢磨(16歳)

TAKUMA SUGI

2019年アロハクラシック ジュニア部門優勝
2019年年間ランキング総合2位
2019年AWT(アメリカウインドサーフィン ツアー)ジュニア部門年間ランキング3位

小学1年生でウインドサーフィン する写真

佐伯 沙奈(16歳)

SANA SAEKI

2019年プロツアーラインキング3位
2019年PWA ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会出場

小学1年生でウインドサーフィン する写真

石井 楓太 (14歳)

HAYATA ISHII

PWA World Tour U15 @ Pozo 優勝
PWA World Tour U15 @ Tenerife 優勝
PWA All over @15 優勝
Cold Breeze Tournament アマチュアクラス優勝、プロクラス6位

小学1年生でウインドサーフィン する写真

守屋 拓海 (14歳)

TAKUMI MORIYA

PWAワールドカップFuerteventura U-15優勝
2019年JWA逗子、本栖湖、浜名湖、スペシャルクラス優勝

小学1年生でウインドサーフィン する写真

3:ジュニア・ユース 選手の進路

大学生となり、学生連盟で活躍

国内外の大会で優秀な成績を収めた選手の中には推薦で大学に進学し、学生連盟でウインドサーフィンを続けている選手もいます。
学連での実績は就職活動でも有利に働くことがありますし、さらに学連で活躍した選手の中にはそのまま競技を続ける道を選び、国体選手やオリンピック候補選手となり、ウインドサーフィンを職業としている選手もいます。

世界を舞台にプロとして活躍

スポンサーを獲得し、PWAをはじめ、国内外の大会でプロとして活躍する選手もいます。近年ではスラローム、ウェイブ、フリースタイルと多くのカテゴリーでプロ登録をする10代の選手が誕生し、世界の表彰台にも上る活躍を見せています。

まずはキッズ対応のスクールを探そう!

いかがでしたでしょうか。
試しに体験してみる場合から、習い事として続ける場合、最後には世界の舞台で活躍する選手たちをご紹介しました。
いずれにしろ、お子さんがウインドサーフィンの楽しさを知るところがスタートだと思います。まずはお子さんにあったキッズ対応のスクールを探してみましょう。


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